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阿弥陀如来 |
材料:桧 寄せ木造り漆箔 本体約54cm |
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浄覚寺の本尊の阿弥陀如来。本体をはじめ、台座全体にわたって落箔し、欠損、剥離など傷みが激しかったので、住職の祥琳が自ら刀を加えながら大胆な修復をいたしました。本体各部のぜい肉を思い切ってそぎ落とし、漆箔を仕直し、さわやかなお顔とお姿に生まれ変わってもらいました。使用されていた玉眼はそのまま用いましたが、眼球部分は新たに描き込みました。
光背は新たに作成しましたが、中心部には今までの光背に用いられていた鏡を使いました。台座は蓮肉を新しくし、葺き連弁は一枚一枚刀を加えて形を整え直した後に、組み直し、彩色と截金処理をしてあります。 |
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