明王の部
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不動明王 降三世明王 軍荼利明王 大威徳明王 金剛夜叉明王 愛染明王


不動明王
祥琳作 【不動明王】 
■別名 お不動さん 不動金剛明王 無動尊
■本籍 不空羂索神変真言経 大日経
■お姿 坐像 結跏趺坐 右手に宝剣又は利剣 左手に羂索を持つ
      瑟瑟(シツシツ)座 火炎光背
■異形像 立像 岩座 火炎光背

 大日如来の命を受けて、憤怒の相を表し、悪を談じ、仏心を起こさせる、国家安穏、厄除開運の仏。
 五大明王の主尊。お顔はインドの下層民のファッションとされ、ヘアースタイルや目・牙の様子にはいくつかの異種がある。天衣を腰に巻き、条帛や、裳をつけた姿は大日如来と同じスタイル。又胸飾り(瓔珞)や腕飾り(臂釧)などの装飾も大日如来と同じ。頭の上には蓮華台を乗せ、衆生をそこに往生させる。教えを聞き入れようとせず反抗したりするものには、恐ろしい形相でにらみつけ、その威力で説き伏せるのが明王の役割。剣は浮き世のしがらみや煩悩(貪瞋痴)を断ち切り智慧を示し、羂索はおぼれる衆生に向かって投げつけ救済するロープで慈悲を表す。
不動明王

愛染明王
■本籍 金剛王菩薩秘密念誦儀軌 金剛峰楼閣一切経ゆが瑜伽瑜祇経
■専門 欲望の浄化、災害除去、縁結び
■お姿 坐像 結跏趺坐 真っ赤なお顔口を開き、牙をむきだし、獅子頭を冠にいただき髪を逆立て、3つの目をを見開きく。
6本の手には弓と矢、昔の武器である杵と鈴、そしてまだ開いていない蓮華(未敷蓮華)を持ち、残りの一本は拳を握る。
   

 愛染明王はインド名をラーガ・ラージャといい、古代インドの神ではなく、仏教の中において生まれ出た仏様です。ラーガとは「赤色」のこと。火の輝きと愛欲を象徴。ラージャは王様、明王という意味で「愛欲執着の中から悟りを開くことを進める明王」です。
 様々な苦悩は欲望からわいてでてくるが、どろどろとした欲望はなかなか立ちがたいもの。それをうまくつかまえて処理し、方向転換させ、浄化しようとするのが愛染明王の役目とされる。
 昔、息災増益、敬愛をこの明王に祈ったが、その弓矢を持った姿から怨敵退散の調伏の験力があるとも信じ、天皇家も武士も祈ってきた。お互い敵同士でこの愛染明王を祈ったのではどちらに見方をして良いか、明王も困ったでしょう。水商売や染め物関係の人も多く信仰しているとのこと。
愛染明王


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