親鸞聖人像 1【Shinran-Shonin】
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親鸞聖人

親鸞聖人 1
材料:桧  寄せ木造り  座五寸  総高約17cm

 ひな形原型=大きな像(本像)を造るときのひな形。本像を寄せ木作りにするときは、ひな形もやはり寄せ木作りにします。ここでは裹頭(かとう=首に巻いたマフラーのような布)などに軽く着色をしてあります。
 親鸞聖人は浄土真宗の宗祖。9歳で出家得度し比叡山に登り、真摯に仏道に励む。しかし真実の心の安寧を得ることができず、29歳にして万人とともに救われる道を求めて、吉水の法然上人の念仏門をたたくことになる。浄土三部経の阿弥陀如来の慈悲による他力念仏往生を確信する。念仏停止事件に連座し法然上人は土佐に、親鸞は越後に流罪となる。後、許され関東で主著の『教行信証』を著すことになる。悪人正機説はその神髄。弟子唯円の『歎異抄』は生き生きとした親鸞の姿と思想を伝えている。
 親鸞の場合は、他の宗祖とは異なり、美化しないリアルなお姿が像に刻まれたり、絵に描(祥琳画)かれたりしている。その方が親鸞の阿弥陀如来への強烈なあこがれと、やまない求道心を表現するためにはふさわしい表現といえる。ここでは、よく知られてい「鏡の御影」や「安城の御影」より、もう少し若い親鸞を表現してみました。

       この像をベースにして造った小像 〔親鸞聖人2)





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