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以前、仏手の造りに納得が行かず悩んでいたころ、自己研鑽のために制作しものです。
実際の人間の手の大きさより一回り大きいくらいのサイズだったためか、「バラバラ事件のようだ!」と家人からいやがられてしまいました。それで後日、童子を造ってのせてあるのです。お陰で非難されなくなったものの、手にはあまり注目されず、「童子が可愛い!」と本末転倒の結果となってしまいました。
仏の手中に菩薩や童子などが抱かれている、というこの種のテーマは多くの方々が取り組んでおられます。しかし、み仏の手と、像の大きさのバランスが簡単そうで非常に難しいところです。偉大なるみ仏の手が大きく見えるのは良いことですが、手のひらの像が卑小に見えてはいけないと思うのです・・・・・。
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