|
普賢菩薩 (釈迦三尊) |
材料:桧 一木漆箔処理 本体約35cm |
|
釈迦如来の脇侍として文殊菩薩とともに製作しました。
三尊形式の場合は脇士を座像にして白象に乗って合掌する姿にすることが多いのですが、今回は安置する場の都合で、釈迦如来・文殊菩薩と同様に手には如意を持った立像にしました。慈悲を司る仏とされています。
本体はいわゆる一尺仏の小像ですから、漆箔仕上げにするとどうしても微妙な彫りが塗り込められてしまった感が否めませんが、仕方がありません。髪の毛は実際にはもう少し群青色が強い色合いです。
左の白木像は、漆と箔置きの作業をする前の状態です。
腕の良い漆箔の職人の手にかかると、一気に自分の作品がグレードアップするから有り難いことです。
反面、箔仕上げをすると気づかなかった作品の欠点が助長されますから、未熟さを目の前に突きつけられ、本当に怖い瞬間でもあります。
今回もそうでした(笑)。何処が欠点かは内緒。でも一目瞭然ですよね。
|
|