不動明王像【Fudo-Myo-O】
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	不動明王 材料：楠　　一木白木造り　　本体約６３ｃｍ 　目は天地眼、上下に不揃いな牙。恐ろしい形相のみ佛です。しかし手足などは筋骨隆々とせずに「明王」らしいまろやかで優雅な表現にしました。本格的な「不動明王」の第一作目です。自己研鑽のため、あえて胴体や腰を太くすることに挑戦してみましたが、非常に難しいことでした。荒々しい明王にも優雅な菩薩にも、共通した「体のひねりのリズム」とでもいうべき大切な要素があります。それを自分の作品に具体化出来することが最も仏像彫刻には重要だと思っています。歴史的な名作には我々の思慮を遙かに越えて計算しつくされた佛のリズムがしっかりと封じ込められているのです。いたずらに手が込んでいるだけでは「み佛」にはなりません。